| 花咲く家の物語 2008 本作品には、モデルがあります。 金沢郊外において、小杉孝志・康子夫妻によって営まれていたグループホーム「若人の家」です。 1997年、マルセ太郎によりそのエピソードが戯曲化され、上演されました。 この作品を、作者であるマルセ太郎、および小杉康子さんに捧げます。 マルセ太郎と「マルセ太郎」 〈永井 寛孝〉 勝くん マルセ太郎作・演出によるマルセカンパニー全作品の中で、マルセ太郎が「マルセ太郎」として登場した唯一の演目が今回上演の作品だ。マルセ太郎が逝ってからコメディオンザボードで再演するのは、原作・脚色ものやコントも含め4本目になるが、本人自身の役を他の誰かが演じるのは演者側もお客様にもひとつのハードルだろう。 しかし今思い出すのは、10年前のマルセ太郎の「マルセ太郎」だ。芸を見せるところはともかくとして、台詞のやりとりでは一役者だった。ロレることもカムこともあったのだ。ひょっとしたら本人が本人を演じることの方がハードル高いんじゃないの!?今回マルセ太郎役をお願いした松元ヒロさんにこれまで心の底で『申し訳ない!』と手を合わせてきたが、すっかり意味のないことだと気がついた。ヒロさんに対して思っていた『申し訳ない』をマルセさんへの『大変だったんですね』に変換しなきゃ。 なわけで、みなさん。バリアフリーに楽しんでください。台詞の宝石を持って帰ってください。そして数えてください。この文章の中に「マルセ太郎」がいくつ出てきたかを。 本人もきっと出たかったに違いない。ご来場に感謝の雨あられ!! 〈矢野 陽子〉 杉田 陽子 マルセさんもこの芝居の“お母ちゃん”のモデル小杉康子さんも、本当の意味で強い人だった。常に弱者の視点で生きた。その精神が集約されたこの芝居、まやかしを許さぬマルセさんの鋭い眼光を常に感じ、舞台に立ちたいと思う。 〈里村 孝雄〉 杉田 正彦 コメディオンザボードへの出演も4本目になる。その都度新しい課題や刺激をもらっている・・・。昨年三味線、今年はギター!歳の手習いである。次は口だけで勝負させてもらいたいものである。刺激強すぎや! 〈藤原常吉〉 耕治くん 初演 再演 そして今回「耕司君」という役を ずっと演じさせて頂いてます。初演の時は本人と お会いする事ができました。お互い 歳を取り 数々の信号を送って来た事でしょう。 この舞台から新たな信号をみなさまに。 〈浅地 直樹〉 元山 健くん 改めてこの作品の奥深さを感じている。マルセさんの書いたセリフのセンスの良さ、鋭い切れ味、思いなど・・、僕はあの時本当に理解して演じていたのだろうか。そして今、マルセさんはいない。でも、その魂は確実に生きている。 〈大久保 洋太郎〉 春男くん 実在のモデルがいる人物を演じるのは正直キツイが、名作といわれる作品だけにやりがいがある。 試行錯誤を繰り返す僕を励ましてくれたのは、3月17日に見た康子さんの桜である。「名作」を確信した瞬間であった。 〈瓜生 和成〉 博くん 初めて この芝居を(初演はお客さんとして)観たときの強い気持ち、再演に初めて参加した日の あの気持ち、今回(再々演)の稽古初日に胸がいっぱいになったこと、それぞれの初心忘ルベカラズノ花が咲きますように。 時をかけていきますように。 〈木下 敬志〉 吉村くん 三月中旬、金沢にある「若草の家」のモデルを訪ねました。 初めて入るその場所は、なんだか懐かしい空気に満ちていました。 思えば、あのときの空気を道標に、ここまでやってこられた気がします。 「お父さん、お母さん、行ってきます。」 〈佐藤 愛〉 杉田 歩 その名に相応しい、春の温かな気持ちになれるお話です。 綺麗な花をぜひ皆で分かち合って多くの人に見て頂ければと思います。 花、咲いてます。本日はお花見誠にありがとうございます。 〈巴 菁子〉 山田 美津江 「若草の家」で暮らしていた彼らはどんな風に吹かれていたのかしら…。思い立ち金沢へ。そして降り立った森本駅。優しい風が…。 森本の町の皆さんは余所者の私を親身にお世話下さいました。殊に「マイモールモリモト」の奥さん(男性です)綾井さん。そして、不躾にも不意に訪れた私を笑顔で迎えて下さった「希望が丘」の小杉さん。感激でした。この場を借りて、心より御礼申し上げます。 〈一色 凉太〉 山田さん 前科6犯2年間の務所暮らし。出所して最初に観た芝居がこれ。そこでマルセさんと数年ぶりに再会。出所祝いに次の「イカイノ物語」に出る事に!これをきっかけにヤクザな稼業から役者稼業に、正に人生再生芝居だった。 〈にしだ まちこ〉 元山 奈緒子 初演は客席で観ていました。'98の再演の時はマルセさんに舞台に立たせていただきました。そしてマルセさんの七回忌の今年またこの作品に参加出来、作品を読み返してみて、台詞の強さと、そこにしっかりマルセさんがいることを感じて暖かくなりました。頑張ろっと。 〈松山 薫〉 百合子さん 初演から十年。 この頃亡くなった人に話しかける事が多い。会いたくても会えない人達。 稽古が始まり、マルセさんの眼差しを感じた。幸せな時でした。 〈趙 博〉 根本さん 「字が書けん、計算が出来んというのはちょっと不便なだけや。幸せになることとはナ〜ンも関係ない」‐‐この台詞に漲る幸福観!マルセ太郎の至言です。 花咲く家は、ひょっとすると私たちのすぐ近所にあるのかもしれません…。 〈松元 ヒロ〉 マルセ太郎 私が尊敬する故・マルセさん。そのマルセさん本人の役を演るなんて、こんな光栄なことはありません。どんなに頑張ってもマルセさんにはほど遠い芸ですが、頑張りますのでマルセさん、苦笑いして見ていて下さいね。 「花咲く家の物語」上演記録 1997年 1998年 4月?金沢・富山・福井・東京(東京芸術劇場小ホール) 5月?名古屋・大阪(近鉄小劇場)・広島 5月?横浜・仙台・いわき・東京(紀伊国屋サザンシアター) 6月?群馬・秩父・名古屋・京都・東大阪・滋賀 〈スタッフ〉 (舞台美術)河井 妙子 (照明)関 嘉明 (音響)是安 房雄 (テーマ音楽)趙 博 (舞台監督)赤坂 有紀子 (宣伝美術)正松本 豊 〈テーマ曲演奏〉 矢野敏宏(G) ハルマゲン(Ac/P) 舩戸 博史(B) 山村 誠一(Per.) 〈ご協力〉 小杉 孝志 富田 和明(太鼓指導) 竹内 潤子(方言指導) 人力舎 園田 容子(テーマ曲 編曲) 金井 恵蓮 坂野 早織 香坂 奈奈 酒井 詠理佳 牧野 洋久 吉野 章弘 ち〜む1K 箱木 宏美 岡田 契 清水 真由 伊藤 美緒 浦出 華代 澤山 佳小里 福田 晃子 生野 正芳 栗原 真人 天来 ひろみ 新野 美奈子 永岡 幸恵 東京タンバリン |
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