マルセ太郎

 大阪生まれ。1954年、上京。マルセル・マルソーの舞台を見てパントマイムい興味を持ち、彼の名に因んでマルセ太郎と命名。1956年、日劇ミュージックホールにて
パントマイムでデビュー。その後コント活動を経て、動物の形態模写が話題となり、
 浅草の演芸場に出演。特にサルの形態模写はその迫真力で圧倒。1984年、映画『泥の河』をきっかけに映画再現芸という全く新しいジャンルを開拓。1本の映画の最初から最後までを語り尽くす一人芸である“スクリーンのない映画館”として公演。各界から絶賛されそのレパートリーは10数本に及ぶ。1993年 より『黄昏に踊る』と題して老人に視点を置いた喜劇を書き下ろし、以降2000年までに8作品を書き上げ、自ら演出・出演し話題となる。

〈『黄昏に踊る』、『つるかめ荘は今日もワルツ』、『枯れない人々』、『真夏の夜の哀しみ』、『花咲く家の物語』、『役者の仕事』、『イカイノ物語』、『春雷』〉

1994年6月、NHK教育テレビの「芸術劇場」で『泥の河』を放送。
1996年NHKテレビ(BS2)でドキュメンタリー『生き様を演じる〜マルセ太郎の芸人魂〜』を放送。

著書として、1991年『芸人魂』、98年『奇病の人』(共に講談社)、2001年『まるまる一冊マルセ太郎』(早川書房)から刊行。

2001年肝臓癌のため永眠。