写真集『芸人 マルセ太郎』3月10日刊行!
ISBN4-7503-1376-9 C0074 \2500E
角田 武《写真+編集》/武居智子《編集+文》/明石書店 / B5判変型 / 上製 / 144頁 定価(本体2500円+税)
新宿御苑そばにある「模索舎」では確実にGETできます
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これは、追悼集ではありません。
13人のメッセージ、マルセ語録、年譜、舞台解説を織り込んだ、
開花したマルセ太郎の記録です
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「記憶は弱者にあり」 森正
マルセ太郎に関する本が出ました。
「マルセ太郎 記憶は弱者にあり ---喜劇・人権・日本を語る--- 」
森正・編著 明石書店 1800円 ISBN4-7503-1192-8
森正さん編集の『マルセ太郎 記憶は弱者にあり−−−喜劇・人権・日本を語る』が今日、明石書店から事務所に届きました。というのも、この出版社に前にワタクシが出版社勤めしてたときの同僚が編集部におりまして、その人に頼んで直で送ってもらったんでありました。きたきた、と封を空けて、まず、装丁がとっても気に入ってしまいました。黒の表紙をバックに佐務衣姿で右手を前に出すマルセさんの写真。見返しは、赤。この写真は、韓国のポスターでも使われていたやつですね。(韓国のポスターは本文中にも大きく紹介されているのだけど、それで気づいたんですがこっちのはレイアウトの都合上か左右反転した写真なのね)この装丁を見た段階で、よし、ウチの事務局に仕入れとこ、と即決いたしました。第1部の5回にわたるインタビュー、第2部の森さんによる『「君が代」コント』はもう、活字版ライブといった具合で、寺田さんの「哲学者マルセ太郎」も、ムズカシイけれど、こういうのはこのくらい難しいぐらいでないとオイシクナイのでよく噛んで反芻して読みたいところ。はっきり言って、編集の意図というかテーマとしているところがモロ私好みでありました。
この本を編まれた森さんに、感謝、感謝です。(もういっかい落ち着いて読んで、感想をアップする予定)マルセさんのライブでは、他のマルセさんの自著とともに十分売れるのではないかと思うのでどうぞ、他の病棟のみなさまもご一読のほどを。
則松直樹 norimaki@air.linkclub.or.jp
中日新聞1999.11.25夕刊
タイトル:マルセ太郎さん現代を説く
痛烈メッセージ本に
日本人論から憲法、人権・・・世代を越え反響
「泥の河」「生きる」などの映画を一人語りで演じる芸で知られるマルセ太郎さん(六六)から、憲法学者が聞き取りをした異色の本『マルセ太郎記億は弱者にあり』が出版され、話題になっている。テーマは日本人論、憲法、人権、日の丸・君が代と幅広く、世代を超えて反響が寄せられている。
この学者は名古屋市立大人文社会学部教授の森正さん(五七)=愛知県春日井市高森台。森さんは十年前の憲法集会で、ゲストだったマルセさんと出会い、話を聞くうちに、政治・社会を見る目の確かさ、鋭さに驚いたという。以後、交流を続ける中で、現代日本への重要なメッセージとなるのではと考え、特に若い世代に伝えられないかという思いから、一冊の本にまとめようと決意した。
森さんが「思考する芸人」と呼ぶマルセさんは、「在日」(現在は帰化)という立場もあり、日本を見る目は厳しい。君が代・日の丸の法制化、日米新ガイドラインなど議論を呼んだ動きについて、マルセさんは本の中で「日本人にはアジアの人たちが日の丸を見でどんな思いを抱くか、そんな想像力が根本的に欠けている。相手が嫌がってるからいわないようにしようってのが本当の国際化じゃないの?」と言い、それらを容認した知識人やマスコミも痛烈に批判する。
若い世代には「流行を追うのはやめよう。それが個性だ。単純にいえば、へそ曲がりになれ。おまえさんの存在は価値あるものだから、おまえさんの目でものをみなよ。それが幸福へ近づく道だ」と〃反体制のすすめ"を説く。
森さんのもとには読者から「植民地支配のひどさを親からも聞いた事がなく驚いた」(学生)「日本人への説教かと思って読んだら引き込まれた」(五十代)一など、世代ごとに違った感想が寄せられている。森さんは「とても一人の芸人に聞いたというものではなく、重い本になった。
言葉の一つ一つが突き刺さってくるような感じで、憲法学者として身の引き締まる思いだった」と出版の感想を語った。
同書の間い合わせは、明石書店=電03(5818)1171。